ドラッグストアのレシートを捨てたらダメな理由!セルフメディケーション税制で節税する方法

節約

風邪薬や頭痛薬、花粉症の薬……ドラッグストアで市販薬を買うたびに、レシートをすぐに捨ててしまっていませんか?

実はそのレシート、節税に使える大切な書類かもしれません💊

「節税といえば会社員には関係ない」「確定申告は難しそう」と思っている方も多いかと思います。でも、セルフメディケーション税制は手続きがシンプルで、年間1万2千円以上の対象医薬品を買っていれば誰でも申請できる可能性があります。

貯金を増やすには、収入を上げるか支出を減らすかですが、節税もれっきとした「手取りを増やす手段」です。レシートを集めるだけで節税できるなら、ぜひ活用しない手はありません。

この記事でわかること

  • セルフメディケーション税制の仕組みと対象条件
  • 対象医薬品の確認方法
  • 申請に必要な書類と手続きの流れ
  • 医療費控除との違いと選び方のポイント

結論

  • 年間1万2千円超の対象市販薬購入で所得控除が受けられる
  • 健康診断や予防接種など「一定の取組」が申請の前提条件
  • 医療費控除との併用不可のため、どちらがお得か比較して選ぶ必要あり
  • 対象医薬品はレシートの★マークや厚生労働省の品目一覧で確認できる

こんな人におすすめ

  • 市販薬をよく購入するが節税制度を使ったことがない人
  • 医療費控除の10万円には届かないと諦めていた人
  • 確定申告に興味はあるが何から始めていいかわからない人
  • 節税・貯金・資産運用を通じて家計を改善したい人

本題

セルフメディケーション税制とは?

セルフメディケーション税制は、2017年1月にスタートした制度で、医療費控除の特例として位置づけられています。

簡単に言うと、健康診断などを受けている人が、対象の市販薬を年間1万2千円超購入した場合に、超えた金額を所得控除できる制度です。

当初は5年間の期限付きでしたが、2022年1月からさらに5年延長され、2026年12月末まで適用される予定です。同時に対象品目も拡大され、より使いやすくなっています。

控除できる金額の上限は最大8万8千円。仮に年間4万円の対象医薬品を購入した場合、4万円-1万2千円=2万8千円が控除対象となります。

申請できる条件

セルフメディケーション税制を利用するには、申請したい年に以下のような「一定の取組」を行っていることが必要です。

  • 健康保険組合などが実施する健康診断・人間ドック
  • 勤務先で行われる定期健康診断
  • 市区町村が実施する健康診査(特定健診など)
  • 予防接種(インフルエンザワクチンなど)
  • がん検診

多くの方が年に1回の健康診断を受けているかと思いますので、この条件は意外とクリアしやすいです✅

対象医薬品の見つけ方

すべての市販薬が対象になるわけではありません。対象となるのは、主に以下の2種類です。

  • スイッチOTC医薬品:医療用医薬品からドラッグストアで買える市販薬に転用されたもの
  • 非スイッチOTC医薬品:解熱鎮痛薬・かぜ薬・鼻炎薬・アレルギー薬など特定の効能を持つ市販薬

対象品目は7千品目を超えており、随時追加されています。

どの医薬品が対象かは、下記の厚生労働省のページで公開されている品目一覧で確認できます。
購入時にはレシートの品目名に「★」マークが付いていることが多く、パッケージにも識別マークが表示されているものがあります。

よく市販されているかぜ薬・花粉症薬・解熱鎮痛薬などが含まれていることが多いので、普段よく買う薬が対象かどうか、一度確認してみましょう。

出典:厚生労働省「セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)について」

セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)について

医療費控除との違いと選び方

ここが最も大切なポイントです。

セルフメディケーション税制と医療費控除は、どちらか一方しか選べません(併用不可)。

比較項目医療費控除セルフメディケーション税制
控除の下限10万円超1万2千円超
対象医療費全般対象市販薬のみ
上限控除額200万円8万8千円

病院への通院が多く、医療費が10万円を超えそうな年は通常の医療費控除を選ぶほうがお得になる場合があります。一方で、病院にはあまり行かず市販薬で対応している年はセルフメディケーション税制が有利なケースが多いです。

確定申告の前に両方を試算して、より還付額が大きいほうを選ぶのが賢い使い方です。

申請の流れ

ステップ1:レシートと証明書類を保管する

1年間を通して、対象医薬品のレシートを捨てずに保管しておきましょう。また、健康診断の結果通知書や予防接種の領収書なども手元に残しておきます。

これらの書類は確定申告書への添付は不要ですが、税務署から確認を求められた場合に備えて5年間の保管義務があります。

ステップ2:明細書を作成する

対象医薬品の購入日・品名・金額を記載した「セルフメディケーション税制の明細書」を作成します。国税庁の確定申告書等作成コーナーで入力すると自動的に作成できます。

ステップ3:確定申告で申請する

年明けの確定申告期間(通常2月16日〜3月15日)に、税務署またはe-Taxで申告書を提出します。還付申告の場合は1月1日から申告が可能です。

まとめ

今回のまとめ

今回のポイントをまとめます。

  • 年間1万2千円超の対象市販薬購入で所得控除が受けられる
  • 健康診断など「一定の取組」が申請の前提条件
  • 医療費控除との併用はできないため、どちらがお得かを比較して選ぶ
  • 対象品目は厚生労働省のページで確認できる

明日に繋げるワンステップ

ドラッグストアのレシートを捨てずにまとめてとっておく。

セルフメディケーション税制は、普段の市販薬購入を節税につなげられる取り組みやすい所得控除制度です。小さな節税すが、日々の節約と節税の積み重ねが、着実な資産形成への第一歩になります💪

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